シンガポール旅行詐欺の種類
外国人旅行者がよく遭う詐欺の手口を事前に知っておきましょう。
交通
タクシーの過剰請求・メーター拒否・マレーシア・リンギットでのお釣り
一部のタクシー運転手(特に深夜や空港・クルーズターミナル路線)は、メーターの代わりに割高な定額料金を提示したり、わざと遠回りしたり、シンガポールドルより価値の低いマレーシア・リンギットでお釣りを渡し、観光客が通貨の違いに気づかないことを期待する場合がある。
予防方法: メーターの使用を求めるか、事前に確定料金が表示されるGrabやComfortDelGroアプリで予約すること。降車前にお釣りを数え、シンガポールドルであることを確認する。空港送迎や市街地料金など正規の定額サーチャージはメーター料金とは別で、運転席の料金表に明記されている。
路上
非公式ツアーガイド・荷物「手伝い」・交通の客引き
チャンギ空港の到着ロビーや一部の観光名所周辺で、無許可の個人が到着したばかりの観光客にガイドやタクシー・交通の手配、荷物運びの手伝いを持ちかけ、非公式で割高な料金を請求したり、割高な両替やホテル予約へ誘導したりすることがある。シンガポール政府自身も、主要観光地での無許可ガイドの客引きが実際に監視対象の問題であると認めている。
予防方法: 正規のタクシー乗り場、MRT、正規の配車アプリのみを利用し、頼んでもいない荷物や交通の手伝いは断ること。シンガポールの正規ツアーガイドはシンガポール政府観光局(STB)発行のライセンスカードを携帯しているので、プロガイドを名乗る人にはカードの提示を求めるとよい。
両替
無許可両替商の隠れた手数料・数え不足
ラッキープラザやペニンシュラプラザなど観光客の多いモール周辺の一部の無許可小規模両替所は、目を引くような好条件のレートを掲示するが、実際に現金を数える際に非公開の手数料を適用したり、金額を少なく渡したりすることがある。
予防方法: シンガポール通貨監督庁(MAS)発行の正規両替業ライセンスを掲示している両替所のみを利用すること。現金を渡す前に、手数料を差し引いた実際の受取額を必ず確認し、その場を離れる前にカウンターで数えて確かめる。ラッフルズプレイスのジ・アーケード、ムスタファセンター、空港トランジットエリアのカウンターは信頼できる代替先。
路上
偽の僧侶と偽の「慈善」寄付の勧誘
僧侶のような服装をした人物や、寺院・慈善団体の代表を名乗る人物が、繁華街で観光客に近づき、祝福やブレスレット、メダルと引き換えに「寄付」を求める手口。この地域の他の場所でも広く報告されているパターン。シンガポールの本物の僧侶は路上で寄付を求めたり物を売ったりしない。
予防方法: 丁寧に断ってその場を離れること — 先に物を受け取ったからといってお金を渡す義務はない。本当に寄付したい場合は、寺院や教会、正規の慈善団体に直接行うこと。路上で声をかけてきた相手には渡さない。
ショッピング
路上で販売される偽造・期限切れの割引チケット
クラークキーやマリーナベイなどナイトライフエリア周辺で、親しげな見知らぬ人がF1レース、クラブ、観光名所などの「割引」チケットやVIPパスを持ちかけてくることがあるが、コピー品だったり、既に使用済みだったり、期限切れだったりすることがある。
予防方法: イベントやアトラクションのチケットは、公式主催者のウェブサイト、会場のチケット売り場、正規リセラーからのみ購入すること — 路上で声をかけてきて「お得な話」を持ちかける相手からは絶対に買わない。